技術特集

教えて放電精密!

完全クロムフリー(ノンクロム)とは?

防錆って何?

鉄などに代表される金属というものは、硬くてとても頑丈です。
しかし、どんなに頑丈なものでも、天敵がいます。その一つが「錆」です。
「錆」とは、金属が空気中の酸素(O?)や水分(H?O) と化学反応を起こし「酸化」することで別の物質に変化したものです。鉄の赤錆はその代表例で、鉄が酸化鉄(Ⅲ)というものに変化したものです。
酸化鉄(Ⅲ)は非常に脆い物質なので、放っておくと鉄はぼろぼろになってしまいます。

放電加工の原理/つるはしと雷

 防錆というのは、こうした金属の「酸化」を防ぐために、金属と環境との接触を遮断することです。
そのために、塗装やめっき等で、金属の表面に皮膜を被せ、金属が直接周りの環境と接触しないよう保護してあげるのです。
※「酸化」とは
もともとの定義は「物質と酸素が結びつくこと」でした。「酸化鉄」は鉄と酸素が結びついて変化した物質です。
 現在の定義は、物質を構成している「原子」からいくつかの「電子」が取り去られることです。
金属は総じて「電子」を取られやすい、つまり「酸化」しやすい性質があります。

クロムって何?

「クロム」というのは金属元素の一つで、錆びにくいという特徴があります。
この錆びにくいという特徴を生かして、クロムは「クロムめっき」として、あるいは亜鉛めっきの後処理である「クロメート処理」に使われていました。
 このクロメート処理に主として使われていたのが、今有毒であるとして規制が行われている六価クロム化合物です。
この六価クロム化合物は、非常に強い毒性を持っており、また発癌物質でもあるため、現在では世界的に六価クロムの使用が規制されております。

クロムフリー(ノンフロム)

 六価クロムの規制が始まって困ったのが、これまで「クロメート処理」に六価クロムを使ってきた自動車等の業界です。
 現在は代替として、三価クロム化合物(六価と違って毒性はありません)が使われていますが、性能面等で六価より落ちる部分があり、またクロム化合物であることは六価と変わりないため、使用環境によっては無害な三価から有害な六価に変化する危険性が報じられております。
そのため、三価クロム化合物に対しても使用を制限しようという議論が上がっており、今後はクロム化合物を使用しためっき処理は制限されていく方向となると考えられています。
当社が開発したクロムを使用しない防錆表面処理剤ZECCOAT(ゼックコート)は、そうした時代の要請に応えたものです。
三価クロムはまだしばらくの間使われるでしょうが、時代の流れはクロムをなくす方向で進んでおり、クロムフリー(ノンクロム)の時代が早晩訪れることとなるでしょう。

放電加工の原理/つるはしと雷

完全クロムフリー塗料の技術紹介

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